前期ゼミ第一回~第三回【グローバル班】
単一民族国家である日本において、都市が多民族な環境に適応していくためにはどうすればよいか。日本と、元来より多民族国家である米国の両者に共通して形成されている外国人街であるチャイナタウンを分析することで、それを追究していく。
第1回(05/19/2017) 米国各都市におけるチャイナタウン形成の歴史的背景の調査や、チャイナタウン内外の人種構成や建物の分布などから、チャイナタウンの分類・考察を行った。歴史的・統計的・空間的調査をそれぞれ行うことで各都市のチャイナタウンが周辺街区群とどのような関係性を持っているか、多角的な分析を試みた。
第2回(06/09/2017) チャイナタウンの立地特性や発生条件を明らかにすべく、統計的調査を深めて数値的な解析を行った。①チャイナタウン内部の街区群、②チャイナタウンに隣接する街区群、③チャイナタウンと数値的に類似する街区群、それら3つの異なったエリアの街区群でそれぞれ分析を行い、チャイナタウンの特性を考察した。
第3回(07/07/2017) 引き続きチャイナタウンの立地特性や発生条件を明らかにしようとした。よりスケールを落として空間的分析を深めた。各チャイナタウン内でより中華的な部分とそうでない部分を把握するため「中華率」という概念を導入し、中華率が急激に変化する点を分析することでチャイナタウンの発生条件を考察した。
SHINYA SHOJI