モスクワ建築大学ワークショップ
期間:2015年9月8月~2015年10月7日
西沢研究室の一部メンバーが大学主催のモスクワ建築大学とのワークショップに参加しました。
ワークショップ中には都市見学、建築見学、美術館・博物館見学、ロシア人とのデザインワークショップを行いました。
ショートトリップとしてサンクトペテルブルグを訪れ、サンクトペテルブルグの1940年代に起きた惨劇「レニングラード包囲戦」の博物館を現地教授・学生と見学しました。
博物館内には多くの戦時下の厳しさを伝える展示に溢れ,サンクトペテルブルグと周辺への進軍経路の地図など貴重な資料を拝見でき、中でも圧巻だったのは食糧難であった最中の一日あたりの配給量を示した展示です。
タンパク質がなかなか摂取できなかったため豚の革を水につけ満足感を得るなど、過酷ながら戦下の人々の暮らしへの工夫も感じ取ることができました。サンクトペテルブルグのほぼ中央に位置するこの博物館は今でも来客に溢れ、市民のシビックプライドの中心地として機能していました。
ワークショップ作業風景
サンクトペテルブルグ「レニングラード包囲と防衛の博物館」見学風景